社会福祉法人 北海道社会事業協会 余市病院

〒046-0003 北海道余市郡余市町黒川町19丁目1番地1

【2015/11】Mae Wa Ruang

海外の活動

タイ、ミャンマー近く山奥にある村Mae wa ruangに来ました。この村で寄生虫ゼロプロジェクトを始めるためのキックオフミーティングです。近くの村Mae Om Giをあわせて人口は約1300人の村です。病院、学校関係者が集まりました。
この地域のプライアリケアを支えるのはHealth care officerで、医師はひと月に一回程度巡回します。Health care officerは簡単な処方、傷の処置を行います。近くにマラリアポストがあり、発熱患者はマラリアの検査、治療をそこで受けることができます。対応できない患者さんは2次病院に搬送します。
この村では有鉤条虫が流行していることは前回のフィールドワークで分かっていました。つい最近も子供が痙攣をおこし、病院に搬送され、有鉤嚢虫症と診断されたようです。寄生虫に限らず病気は文化、衛生状態、生活習慣と深く関わっています。単に薬を投与するだけでは病気を根絶することはできない。
村の人の話をじっくり聞きます。今何を求めているのか、水、食事の現状は、トイレ、靴も。貧しい家庭が多いから、すんなり話は進みません。学校では山の川の水を直接タンクに溜めて飲んでいました。以前は電気でろ過するシステムがあったものの、壊れてしまったようです。子供の多くが成長が遅れており、食事の内容も気になります。蛋白質の摂取が少ないようです。トイレは学校に行ってから教育することが多い様子。靴も同じ現状でした。福祉団体が靴の寄付をするものの、履かない子供も多く、余った靴はたき火の燃料になってしまっているという話も聞きました。

海外の活動

プロジェクトはマヒドン大学の病院が主体になり、3年かけてモニターをしながら、介入を行います。一番のポイントは住民の方が活動を起こすよう支援すること、ヘルスワーカーがより知識、技術を付けるためのサポートや、病気に関するビデオ作りも一緒に行います。まずは子供たちをターゲットに学校の関係者と密に連絡を取りながら活動を行うことになりました。

海外の活動

この活動は僕が一番やりたかった活動でした。専門性をもって、地域に入り困っている部分をチームで改善する。住民の人と一緒により良い方向に向けて話をしていく。やりっぱなしではなく、きちんと効果をモニターし研究にも繋げる。臨床、公衆衛生、研究が一緒になって活動できる形はこの形ではないかと思います。そしてこの活動はまさに地域医療で、僕が余市でやりたいことと繋がることを今回実感しました。タイの田舎は本当に美しいです。夕陽の中を車で走ると、稲が黄金色に輝き、大勢の子供たちが元気遊んでいる側で、子ヤギが草を食べていました。

海外の活動

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