社会福祉法人 北海道社会事業協会 余市病院

〒046-0003 北海道余市郡余市町黒川町19丁目1番地1

【2015/11】Nan病院:病院で活動する臨床疫学者のほとばしる情熱

海外の活動

「飲酒による肝硬変、自殺が問題なんだよ」
Dr. BoyはNanでの飲酒問題を語るたびに、手ぶりが大きくなり、声は熱を帯びます。彼がNan病院に来て22年になります。研修医のころにNanに来て以来、ずっとNan病院で働いているとのこと。Social Medicine部門の責任者をしています。タイの病院は予防医学、社会医学部門が病院にあり、看護師、保健師が多く働いています。中でもNan病院では数多くの疫学を中心とした予防教育、臨床研究に力を入れています。
例えばデング熱が外来で診断されると、彼の部署に報告が行くようになっています。デング熱はシマ蚊により伝播されます。
彼の部署から地域のHealth care office, 保健関連部門に連絡が行き、蚊やボウフラをコントロールすることで、流行をくい止めるシステムがあります。小学校の朝の集会に彼が参加して話をするということで、ついていきました。普段穏やかに話すDr. Boyの声が一変して、手振りが大きくなり熱い話が始まります。最初は退屈していた子供たちも段々引き込まれていきます。デング熱、インフルエンザ、HIV、予防することで防ぐことができる感染症について、積極的に地域に出向いて講演をしていました。

海外の活動

以前医師が少なかったときには、積極的に往診を行い、治療も行っていたとのこと。公衆衛生の重要性を行動で示し、様々なキャンペーンを行っています。これまでNanProvinceは飲酒による死亡率がタイで最も悪かったようですが、公衆衛生部門と連携し、病院からも積極的にアピールを行いました。祭での飲酒を制限したり、多角的な取り組みを行うことで自殺を含む飲酒による死亡率は着実に減少しているようです。。

データの解析を基に積極的に地域に出て、公衆衛生、予防医学の面から地域医療の質を上げる取り組みを、研究を含めこれだけ実現できているのは素晴らしいです。感染症でもStreptococcus suis, Opisthorchis viverrini, Strongyloides がまだ問題となっており、解析と介入を継続しているようです。

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