社会福祉法人 北海道社会事業協会 余市病院

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【2015/12】ラオス訪問

ラオス訪問

杉原です。少し遅くなりましたが、11月末にラオスに行ってきたのでその報告をします。 タイの北部から東部にかけての隣国に位置するラオスでは、食事はほぼ一緒、言葉もよく似ていてタイ語と同じような単語を使うので少し理解したり喋れたりしました。一見似ている部分がとても多いのですが、状況はかなり違うように感じました。
ラオスはGDPで見るとタイの1/4ほど、千葉県くらいの人口が本州の半分くらいの面積の場所にちりばめられているような状況なので人口密度がとても低いです。山間の場所が多く、国土の80%ほどが500~2000mの山間地域になります。国としてまだ弱い部分もあり、各国の支援が入っています。5日間と短い期間でしたが、同期GLOW研修員の百合澤さんに様々な機関と連絡をしてもらい、草の根事業を行うNPO法人ISAPHラオス事務局、カムアン県の病院、水道局、World visionという子どもの支援をするNGO、ヴィエンチャンの3次医療機関のMahosot病院、JICAへ行かせていただきました。百合澤さんの研修先であるISAPHでは、カムアン県(ヴィエンチャンから車で8時間ほど行ったところ)のセヴァンファイ群の母子保健事業で介入をしています。具体的には、ヘルスボランティアの育成を行い、自宅出産でなく医療施設での出産または医療者のいる状況での出産を勧めたり、母乳育児の推進をしたり(ラオスでは生まれて間もない赤ちゃんにも、もち米と蒸しバナナを咀嚼したものをあげる習慣があり低栄養のこどもが多いという現状がある)といったことを伝えていくような活動をしていました。

ラオス訪問

病院見学は地域の病院、首都の大きな病院と二つを見学させていただきました。ラオスにはしっかりとした看護師の資格というものがありません。そのため体系的にできていない部分もあります。また地域の病院には持続心電図モニターや救急室で使用するエコーがなかったり、つい最近まで看護師はカルテを書いていなかったりという状況がありました。厳しい部分はありましたが、病院のトップの方はこの状況を変えていこうと看護師の教育に力を入れていたり、タイからきた看護師や青年海外協力隊の看護師が介入をしていたりと、いろいろな方が関わり奮闘していました。

ラオス訪問

首都の病院でも、看護部長さんが熱い思いで介入を試みていたり、青年海外協力隊のシニアボランティアの方が看護の質改善のために外科病棟にて早期離床のためのポスター作製やアセスメントができるように記録の仕方のシステムから関わっていったりしていました。介入する中での難しさも伺って勉強になりました。困難はあっても、多くの人に医療を届けたい、お母さんや子供、病院に来る人を助けたいと皆熱い思いを持っていました。
百合澤さんと研修の学びを共有し、ラオスの様々な機関を見学する中で、タイで感じるラオス、ラオスから感じたタイについても考える機会になりました。またそれぞれの国が必要としている支援の形はどのようなものかということも学ぶ機会になりました。
5日間という短い期間だったのでほんの一部を感じ取っただけだとは思いますが、とても良い機会になり、また自分自身の研修の振り返りにもなりました。百合澤さん、ラオスで関わらせていただいた皆様、ありがとうございました。

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