社会福祉法人 北海道社会事業協会 余市病院

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【2015/10】一般外来や検査室等での研修

マヒドン大学熱帯医学看護研修

マヒドン大学熱帯医学研修中の杉原です。
今週は一般外来や検査室等へ行ってきました。
一般外来では1日140~160名ほどの患者さんが来ます。熱のある人は発熱外来へ行くので、デング熱やマラリア、インフルエンザ等感染症によるものが疑われる方は一般外来には来ません。疾患は主に糖尿病や高血圧等で、日本と同じような外来でした。小児科外来ではアレルギーのスクラッチテストを見せてもらったりしてきました。

マヒドン大学の病院では、5Sを取り組んでいます。知っている方も多いかもしれませんが、5Sとは日本で始められたもので「整理、整頓、清掃、清潔、しつけ」5つのSから始まる言葉によって環境整備をするものです。
どの病棟や外来にもこの取り組みを掲示しており、職場環境が整理整頓されていてとてもきれいです。そしてそれがしっかり継続されているのが素晴らしいなと思いました。衛生的にも、安全管理のためにも環境整備というのはとても大切だなと思います。

マヒドン大学熱帯医学看護研修

検査室では、デング熱の血液検査やマラリアの原虫を顕微鏡で見せてもらったりしてきました。実は検査室でどのようになされているのか、日本でも見たことはなかったので、一般検査でも見学するのは勉強になりました。血液型検査の体験までさせてもらいました。


先月研修した個室病棟とは別の役割の個室病棟へも行ってきました。ここは老人ホームのような役割で、治療を終えたけれど家で家族が看ることは難しいという患者さんが入所していました。他病棟と違い、看護師は常時1人、助手は3人程度で、発熱等で治療が必要になれば、他病棟へ移るそうです。

マヒドン大学熱帯医学看護研修

個室代がとても高いので、富裕層しか利用はできないところにはなってしまいますが、ショートステイとしても利用はできるようです。訪問した際、7か月前に入所し臥床状態で食べることも難しく経管栄養を使用していた方が、今では車いすに乗って、食事も口から食べられるようになっている姿をみました。ゆっくりと患者さんに関わる素敵な場所だなと思いました。また仏教の催し物ができる部屋もあり、患者さんの生活に近くなるようにと考えられていました。

整っているからこそできる医療もありますが、その中でもこのように素敵な取り組みをしているところから、金銭面に関係なく取り入れられる部分というものもあるのではないかと思います。例えば5Sの考え方だったり、患者さんを少しでも起こしてリハビリをという考え方だったり、宗教や習慣をできるだけ行えるようにすることだったり。その場所の資源や条件に合わせて、できることを考えて、より多くの人へ良い医療、看護を提供できたらいいなと思います。来月行く病院でもそのことを考えていきたいと思っています。
また看護師さんたちへ余市病院の紹介をした際に、緩和ケアの取り組みについて興味を持ってくれる人が何人かいました。高齢化していくタイにおいても必要となってきている分野なのかなと思います。。
来月から地方の病院へ行くので、バンコクでの研修の最終週も楽しんできます。

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