社会福祉法人 北海道社会事業協会 余市病院

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【2015/10】ICUでの研修【第一弾】

マヒドン大学熱帯医学看護研修

今週はICUへ行ってきました。
ベッド数は6床で、日本でも使用しているような呼吸器やモニターなどがずらりとありました。やはり高齢化しているタイなので、患者さんは80~90代の内科系疾患の方がほとんどでした。毎日のように心電図をとったり、時間ごとに血圧等を図ったり輸液量や尿量を測定したり、中心静脈カテーテルを入れたりもしていました。ただ熱帯病に特化した病院なので、内科系疾患に関しては他の病院ほど重症例はいないそうです。


デング熱の重症例の方もいたため、経過を見させていただきました。デング熱は、もしかしたら一般的には熱や発疹のイメージのほうが強いかもしれません。しかし一番怖いのは発熱してから数日後の時期で、全身で出血しやすくなったり貧血状態や循環障害が起きたりしやすくなります。デング熱とわからないままいて、かなり重症になってしまってから来た症例の話も聞きました。ただ適切な治療が受けられれば、しっかり良くなる疾患なので、知識を持って病院に治療に行くこと、医療者も知識を持つことが大切になってきます。ICUにいたその患者さんは、しっかり治療を受けて、みるみるうちに良好な経過をたどれるようになりました。タイ語でごく簡単な会話もさせていただけました。
外来、ICU、一般病棟と色々なところで研修させて頂いたおかげで、色々な段階のデング熱の症例を見させていただき、診断や治療の段階がよくわかりました。まただからこそ、蚊に刺されないようにすることで予防することの大切さもよくわかりました。

マヒドン大学熱帯医学看護研修

ICUの看護師さんたちもとても親切な方が多く、医療システムに関しても話を聞くと「じゃあこれは私の宿題として、次の時にちゃんと説明できるようにしておくね」といって、翌日熱心に教えてくださりました。

バンコクにもミャンマーやカンボジア、ラオスからの労働者が多くいて、デング熱やマラリア等の疾患にかかりマヒドン大学病院に来ることがあります。IDカード作成の際に30バーツを支払えば無料で医療が受けられるという、国民医療制度に関してはタイ人だけが受けられるものです。しかしミャンマー等からの外国人労働者に対しての制度もあるそうで、医師が必要とサインをして許可が出た治療費に関しては、国が管理をしている寄付金から賄われるそうです。もちろん全てのケースに当てはまるわけではないとは思いますが、そうした外国人労働者によって成り立っているところもあるタイにおいて、国としても関わっていく必要があるのだなと思いました。
また、ある看護師さんは出身がミャンマーとの国境近くであり、そこに住むカレン族の人々やエスニックの人たちの衛生状況をよくしていきたいと話していました。とても応援したいと思ったと同時に、場所は違っても、地域で頑張ろうという看護師さんがここにもいるんだということに嬉しくなり、私も頑張りたいなと思いました。

マヒドン大学熱帯医学看護研修

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